ただ目立てばいい。
そんな風に置かれたのぼりを街の中で沢山目にします。
たとえばジムの入会のぼりはやる気が出るコピーがあったりします。
のぼりには看板にはないアピール力があります。
しかし、その効果が十分に発揮されているでしょうか。
せっかくののぼりも、使い方を間違っていては効果を発揮できません。
基本的なことですがしわしわののぼり旗と、ピシッと折り目のない
アイロンをかけられたのぼりだけでも、与える印象は全然違うのです。
また、ポスターなどと違い、風などで揺れるのぼりは
通行人に対し非常に目を惹くのです。では丈夫なのぼり旗は。
つまり近くから見るものではなく、遠くからでも訴えかけるもの。
そういった根本を見直すことで、のぼりのデザインも
変わってくるのではないでしょうか?
ごちゃごちゃと言葉を並べるよりも端的なコピーが分かりやすい色で
配置されたのぼり。それが見やすいことは想像しやすいでしょう。
インクジェットのぼり旗の特徴を十二分に発揮する
のぼりの使い方をお教えしたいと思います。
ヒートマップ・リージョンマップ・視線トラッキングチャートなど専門分析ツールから見るのぼりの有効性
効果的なのぼりの使い方を理解するのに役立つ、3つの分析ツールがあります。
ヒートマップとは、最初の3~5秒の間に引きつけられる注意の度合いを色で示したもので、注意をひきつけやすい場所は赤や黄色の暖かい色で、引きつけにくい場所は青や緑などの寒い色で表現します。noboribata.net
一方リージョンマップとは、その度合いを数字で表現したものであり、注意を引きつける確率を示しています。
そして視線トラッキングチャートとは、先ほどの二つのマップに表れたデータを基に、視線の動きを予測したものです。
これらの分析ツールを利用することで、どのようなのぼりの使い方が有効であるかがわかります。ヒートマップ分析では、赤と黄色の組み合わせが視認性を高めることがわかります。
リージョンマップでも、赤と黄色の組み合わせが有効であることが示されます。
また、青色ののぼりや周囲との統一感を重視した色は、ほとんど視認性がないことがわかります。
そして視線トラッキングチャートでは、赤と黄色の組み合わせでのぼりにしっかりと視線が向くことと、周囲と同系色の色では視認性がほとんどないことが示されます。
これらのことから、赤と黄色を組み合わせたのぼりを作り、かつそれが周囲の色の中に埋没しないように配置するのが、もっとも有効であることがわかります。