のぼりの特徴は、なんといっても遠くからでも目を引くということでしょう。
ですから、大通りから離れた立地の店舗の位置を知らせるなど、
案内板として利用することができます。
その他に代表的な使い方としてはお店の特徴や、
営業内容を告知するのぼりです。
これは、来店したことのないお客様へアピールすることができますし、
キャンペーンなど、本来店内に入らなければわからない情報を
店外に知らしめることができるのです。
また、連続してのぼりを置くことでイベント会場への道案内、
誘導としても役割を持たせることができます。
ずらっとのぼりの並んだ風景は壮観で、イベントへの気分を
盛り上げてくれる効果も兼ね備えているのではないでしょうか?
こういったのぼりはイベントの内容によって、おしゃれなデザインから
馴染みやすい親近感のあるものまで使い分ける必要があります。
最近人気の夏フェスなどでは、一味違った変型ののぼり旗なども
活用されています。
このように差別化することで、のぼりにも上質感を持たせることが
できるのです。
一度気にしてみてみると、街には様々なのぼりが溢れています。
対比と連想で注目を集める!色使いのテクニック「フォン・レストルフ効果」
フォン・レストルフ効果とは、ドイツの精神科医であり小児科医でもあるヘドヴィヒ・フォン・レストルフが唱えた、人間の記憶に関する心理効果のことです。
例えばいくつかの項目を列挙した中に、他とは異なる異質な項目を一つ入れておいた場合、それを見た人は異質な項目を記憶しやすくなります。
これを簡単に言うと、目立つものは覚えやすいということです。
そういったものは意識しなくても自然と目に入ってきますし、真っ先にそちらへ関心が向いやすくなります。
さて、この効果を利用した色使いのテクニックですが、目立たせればよいわけですから、色の組み合わせで対比を作ることになります。
色の世界には補色や反対色といった用語があります。補色とは赤色と緑色の組み合わせなど、対比が強く出てくる配色のことです。
反対色とは白色と黒色の組み合わせなど、明るいと暗いといった配色のことです。
このように補色や反対色を組み合わせることで大きな差が出るため目立つようになり、結果的に注目を集めることができます。
ところで、世の中のほとんどのものには何らかの色がついています
。
それによって何であるかを判別できるだけでなく、温度や味覚、それに肌触りなども感じとることができます。
例えば赤色を見ただけで熱を感じたり、それが丸い形をしていれば美味しそうなリンゴやトマトをイメージすることもあります。
あるいは情熱的なものを感じることもあるかもしれません。
つまり色は人間に何かを訴えかけることができ、様々なことをイメージさせることができます。
のぼりのデザインをする際は、形だけではなく配色も重要になります。
どういった用途にのぼりを使用するのかを考え、それに見合った配色にすることでお客様への強いアピールとなるでしょう。